花咲ガニをおいしく食べるための3つのメニューを紹介

ついたニックネームは「幻のカニ」

花咲ガニが最近注目を集めていますが、足が太くて短いのが特徴で、大きさはタラバガニと毛ガニの中間くらいの大きさになります。花咲ガニは一見すると毛ガニのようにトゲトゲとした姿をしているのですが、ヤドカリの一種でタラバガニの親戚になります。

 

花咲ガニという名称の由来は、地名にあります。北海道根室市にある花咲半島の周辺でよく獲れて、花咲港で水揚げされたのでこのように呼ばれるようになりました。この根室近海の一部でしか漁獲できないカニのため、「幻のカニ」と呼ばれるようになりました。

 

花咲ガニですが、漁獲のピークは7〜9月といわれています。年末年始の忘年会・新年会の時に花咲ガニが登場することもありますが、これは夏場に漁獲された花咲ガニを冷凍保存して提供していることが多いです。

 

もし北海道に夏場訪れる予定のある人がいれば、現地で鮮度の高い花咲ガニを食してみるのがおすすめです。みずみずしいのと濃厚なうまみを感じられるので、「ほかのカニとは全然違う」と感じる人も多いです。

 

花咲ガニのおいしい食べ方を紹介

花咲ガニをもらったとか、通販サイトで購入した場合、どのように調理しようかで迷う人もいるでしょう。花咲ガニは濃厚でありながらマイルドで、他のカニと比較すると癖のある味わいが特徴的といえます。

 

基本的に調理NGはなし

花咲ガニの場合、カニそのものにけっこうな味がついているのでシンプルに食すのがおすすめです。そこでおすすめの花咲ガニの食べ方はそのままゆでて食べるのが一番でしょう。通販サイトで花咲ガニを購入した場合、茹でた状態で送られてくるはずです。ですから再度茹でる必要はなく、そのまま食べることができます。

 

その他にも殻をむいて焼きガニにするとか、鍋にして食べるのもおすすめです。てんぷらにして食べる方法もありますが、花咲ガニの持つ本来のうまみを堪能したければ、シンプルにゆでて食べるのがおすすめでしょう。一方で「この料理にするとおいしくない」という料理はないので、いろいろと試してみるのも良いかもしれません。

 

鉄砲汁にチャレンジしてみよう

花咲ガニにはいろいろな料理方法がありますが、一度試してみる価値のあるのは鉄砲汁といって花咲ガニの入った味噌汁です。

 

作り方もそれほど難しくはないです。花咲ガニの殻を鍋に入れます。そして水を適量入れて、一煮立ちさせます。そうしたら殻を取り出してカニの身やネギ、みそを食われて作ります。前もって一煮立ちさせることで、カニからうまみが出て良いダシになります。

 

花咲ガニを食べるときに、脚先の部分のみがなかなか取り出すことができずに苦戦したという人もいるでしょう。そこでこの足先の部分をぶつ切りにして、鉄砲汁の中に入れると食べ残しを失くせます。しかし花咲ガニにはとげが結構あるので、食べるときには十分注意しましょう。

 

しょうゆ漬けにして卵を味わおう

現在市場で出回っている花咲ガニの大半はオスですが、たまにメスが販売されることもあります。メスの花咲ガニの中には、卵を持っているものもあります。もし子持ちの花咲ガニを購入できれば、この卵も余すことなく食すのがおすすめです。花咲ガニの卵ですが、濃厚な味わいがあって、日本酒などのおつまみにもってこいです。

 

卵ですが、そのまま食べることもできます。しかしちょっと工夫して、わさび醤油をちょっと垂らすとさらにおいしくなりますので是非とも試してみましょう。

 

卵を食べる方法として、しょうゆ漬けにすると何日もかけて味わうことができます。卵をまず水で洗って、キッチンペーパーや付近などを使って水気をきります。そして蓋つきの保存容器を持ってきて、卵にしょうゆやみりんなどを入れて、1〜2日ほど冷蔵庫で保存しましょう。

 

このようなしょうゆ漬けにして食べるのもおすすめです。しょうゆ漬けはお酒のおつまみにもなりますし、ご飯と一緒に佃煮のような感じで食するのも良いかもしれません。