カニの殻に含まれるタウリンやキチンなどの成分にはコレステロール値を下げる働きがあります!
成人病を患う人が増加しており、日本人の国民病となっています。そのため健康食品やサプリメントなどが注目を集めたり、メタボリック診断が行われるようになったりと、健康に関する意識が高まりつつあります。
成人病を予防するためには血圧・血糖値・コレステロール値などのコントロールが重要になるのですが、一部では「カニを食べるとコレステロール値が上がる」などといわれることがあるようです。
実際にカニを食べてコレステロール値が上がることがあるのでしょうか。今回はカニに含まれるコレステロールについて、さらに詳しく確認してみましょう。
コレステロール値が高めの人はカニの味噌の部分に注意をしましょう!
カニについては一部にコレステロールが多く含まれる部位があるようです。コレステロール値が気になるという人は、カニの味噌の部分に注意をしてください。
医師などからコレステロール値について注意を受けている人の場合には、カニを食べる際には味噌の部分を避けるようにしましょう。またコレステロール値が高めの人がカニの味噌の部分を食べたいという場合には、必ずかかりつけの医師などに相談するようにしてください。
カニの通常の部位についてはあまりコレステロールを気にする必要はありません
味噌以外のカニの各部位については、あまりコレステロールを気にすることなく安心して食べることができます。いわゆるカニの身にはそれほどコレステロールが多く含まれることはありません。
さらにカニの殻にはコレステロール値を下げる働きのある「タウリン」「キチン」などの成分が豊富に含まれていますので、むしろ普段の食事などに積極的に取り入れることをおすすめしたいと思います。
カニの殻にはコレステロール値を下げる成分が豊富に含まれています
ただしカニの殻はそのままでは食べることができませんので、どのようにして普段の食事に取り入れればよいのかわからないという人が多いかもしれません。カニの殻に含まれているタウリンやキチンなどの成分は、カニの殻をだしに使うことで私たちの体内に取り入れることができます。例えばカニ鍋を楽しんで、しめに鍋に残っただしで雑炊を作って食べるようにすれば、タウリンやキチンなどの成分を自然に吸収することができるのです。
コレステロール値が気になる人も美味しいカニを積極的に役立てましょう!
今回はカニに含まれるコレステロールについて確認してみましたが、いかがでしたでしょうか。主な内容をまとめてみると、以下の通りとなります。
- カニの味噌の部分にはコレステロールが多く含まれるので注意が必要です
- カニの通常の部位についてはあまりコレステロールを気にする必要はありません
- カニの殻にはコレステロール値を下げるタウリンやキチンなどの成分が含まれています
コレステロール値が高めの人は、カニを食べる際にはコレステロールが多く含まれる味噌の部分を避けて、それ以外の部位を食べるようにしましょう。いわゆるカニの身の部分であれば、あまりコレステロールを気にする必要はありません。
さらにカニの殻にはコレステロール値を下げる働きのある、タウリンやキチンなどの成分が豊富に含まれています。カニの殻をだしとして使うことでこれらの成分を効率的に体内に取り入れることができますので、カニ鍋や雑炊などを積極的に楽しんでみてください。コレステロール値を抑えて成人病を予防するために、美味しいカニを役立てましょう。
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